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エンドピン止め [チェロ]

エンドピン止めを買うお金が無く、自作している。DSCF7469.jpg

最初に作ったのはこれ。10cmくらいの大きさ。100円ショップで買ってきた鍋敷きに、滑り止めシートを両面テープで貼り付けただけのもの。(「1号」と呼ぼう)
滑り止めシートを付ける両面テープは、2cmくらいの幅があるものほうがしっかりつく。

合板とコルク出来ていたので、堅さにやや難あり。




裏側はこんな感じ。DSCF7470.jpg

1枚100円ちょっと。そんな値段で作ることが出来る。
既製品を買う気がしない。(カネもないが)
この程度の細工でも、すべらない。
倚子にひもで結びつけるなんて手間は不要である。






予備があった方がいいかと思い、今度は木の板(まな板として売っていた)を100円ショップで購入し、同じく、滑り止めシートを両面テープで貼り付けた。(=2号)
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こんどは、1号とは異なり、しっかりとした板だったので、重宝している。20cm×10cmくらいかな。
くぼみを付けて、エンドピンを刺しやすくした。





自宅で使うのみならず、楽器店のレッスン室で使うこともあり、もう一つ作った方がいいと考えて作ったのがこれ。(=3号)
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これは、木の板が私にしては高級。

東急ハンズでさんざん選んで買った「サクラ」の木の板。300円くらいしたかな。
これは、ややよそ行きのエンドピン止め。

ただの板に見えるが、他と違い、高級なのだ。
2号よりもやや小さいが、厚みはある。滑ることはない。
この厚みも重要のようだ。


今日、ホームセンターで「端板」をみていたら、かなり大きな板が100円で売っていた。30cm×20cmくらい。

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「このくらい安いなら買ってみよう」と思い、購入し、滑り止めシートを貼り付けた。(=4号)
もちろん安定して使える。
大きすぎたかなと思ったが、自宅で使うには、大きすぎるくらいでちょうどいい。
安心して使える。このくらい大きいと、もう、小さな板を使う気がしない。小さい板だと、なんだか、音まで「格下」のものになってしまいそう。

いずれにしても、どうしても裏面に油分が付着するので、時々(週に一回程度)、石けん(何でも可)で洗い、陰干し(重要!)することが必要である。
洗っても、滑り止めシートはとれない。半永久的に使える。
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いずれも厚さは1cmほど。最後の1枚が少々厚く、2cm。







ホームセンターに行くと、「これも使えそう」と買ってしまう。
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この2枚は、「防振ゴム」と言われるもの。洗濯機やその他モーターを使う機械の下に敷くもの。
200円から500円くらいの安い商品。(=5号、6号)
このどちらも安定して使える。小さい方は一辺が8cmくらい、大きい方は10cmくらい。小さい方をふだん、ハードケースのポケットに、予備として、「予備弦」と一緒に入れている。DSCF7478.jpg

薄い方が1cmくらいと思う。厚い方は2cmほど。
このゴムには、滑り止めシートは貼っていない。そのまま使える優れものだが、購入時にはうすく油がついているので、使い古しの歯ブラシと歯磨き粉でゴシゴシ洗った方がいい。

チェロ弾きさんにはよく知られているネタだが、あまり見かけないので、紹介しておきます。
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発表会へ [チェロ]

発表会に行く。

と言っても、参加するのではなく、客として。

会場に慌てて駆けつけたら、もう、チェロアンサンブルは始まっていて、かろうじて間に合う。
カメラを用意して、舞台の外から、先生の写真を何枚か撮る。
先生の指揮姿を撮れて幸いであった。

会場の外の階段でチェロアンサンブルの仲間とチェロの先生とで記念撮影。
今回、チェロアンサンブルに参加したみなさんと先生をカメラにおさめる。みなさん、よく頑張りました。

メンバーの一人から、食事会の案内をうける。その話、マル秘じゃなかったのか?

そのあと、バイオリンのグループの発表を聴いたら、以前、バイオリンをやっていた人が、なんとチェロで参加している! それも、とってもいい音だった。ポジション移動までしている。
いつの間にそんなに上達したのだろう。それに、誰に習ったのだろう。

演奏後、楽屋に行って、バイオリンの先生にもご挨拶。
今回参加できない事情をお話しする。来年、呼んでもらえたら嬉しいな。

チェロを弾いたバイオリンの人(ヘンな言い方だが)に、とてもよかった旨、伝える。来年は、ライバルだな、こりゃ。


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また一人 [チェロ]

吉田秀和さんが亡くなる。

「評論家」というと、自分では創作活動できないくせに「上から目線」で嫌みなことを書くひとがいて、あまり好きな人たちではないが、吉田さんは別。

吉田さんのいろいろな本から、多くのことを学んだ。
吉田さんに導かれて聞き直した曲も多い。また、自分の価値を高めようとして演奏家を貶すことがなく、気持ちのいい評論だった。
吉田さんが評価の高低と演奏家のその後の活躍は、かなり一致しているように思える。

職場の机の引き出しの中に、実は、『吉田秀和 作曲家論集』を全巻、入れている。
しばらくは、この本を読んで追悼しよう。

最近、「終わっていく話」が多い。さみしいものだ。

吉田さんが『モーツアルトをきく』という本で、スメタナ弦楽四重奏団に贈った言葉を(少し改変して)引用したい。

いずれにせよ、長い間楽しませて下さって、ありがとう。音楽の国で(原文「今後も」)、幸せに暮らして下さい。
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「違う道を」 [チェロ]

先日、テレビを見ていた。「らららクラシック」という番組。
「N響アワー」の後継番組。

その中に、エマニュエル・パユらのアンサンブルグループ「レ・ヴァン・フランセ」が出ていた。

みんなイケメン。それも、自在に音楽を奏でていて、すばらしい集団であった。
スタジオでインタビューなども交えていたが、そのあと、会場にいた音大生による「質問コーナー」で、ある音大生が「自分は本番で緊張してしまい、モチベーションが下がってしまうのだが・・・」という趣旨の相談を投げかけていた。

そしたら、パユ氏がズバリ「自分たちは演奏していたら、モチベーションが上がり、ずっといつまでも演奏したいとおもってしまう。音楽にはいろんな接し方がある。そういう状態なのなら、あなたは、違う道を選ぶべきだ」と厳しいことを言っていた。要するに、「あなたはプロになるべきでない。アマチュアで音楽をやり続けなさい」と言っているに等しい。
テレビの前で私も凍りついたが、相談した大学生は半分泣き顔になっていた。

その後、オーボエのルルー氏が慰めに入り、「緊張感と仲良くなって上手につきあうことを憶えよう」と助言していた。

このやりとりは、その際のすべての発言が放映されたわけではなかろう。また、パユ氏にはそれなりの文脈があってそう言ったのだろうから、そのまま受けとるのは乱暴かもしれない。
だが、楽しげなインタビューのなかで突然出てきた意見だったので、私は大変驚いた。

自分の未熟さや失敗を必要以上に見つめていては、音楽を奏でることは出来ないと思う。失敗しても、小節線を越えたら、次の音符が待っている。その大学生は、そのあたりのさじ加減があまりうまくいっていないのではなかろうか。

たぶん、上手な人は、その未熟さを「今はこの程度でやむなし」と思って演奏しつつも、その後の自分の練習では、それを忘れず、克服するまで何度も執拗に練習し、次の本番では、楽にこなして、上達していっているのだろう。
私のような下手なアマチュアは、過度に「今はやむなし」と思いすぎで、それは単に本番をお気楽に通り過ぎているだけ。

上手くなる人はその当たりのバランスが適切なのだと思う。

しかし、「あなたはアマチュアとして・・・」というパユ氏の意見は、プロからの、同じ道を行く後輩への助言で、正面から向き合っていってくれた言葉ではなかったか。その大学生は、その後、その言葉をどう受けとっているのだろう。

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ピアノ音楽の醍醐味 [チェロ]

地元で開催されている「ピアノアンサンブルの世界 ~ピアノ音楽の醍醐味~」に行く。

解説が専門的で、かつ、わかりやすい。
前回は数年前の「ハイドン」。

今回は、ピアノ音楽、とくに、アンサンブル曲に焦点が当てられている。
解説の後、ミニコンサート。
曲は、モーツァルト「ピアノ四重奏曲第1番 ト短調」。

すばらしい演奏。
たぶん、地元の演奏家なのだと思うが、すばらしい腕前で感服した。
とりわけ、東京芸大・桐朋音大の出身者の演奏が抜群であった。
この2大学は、入学が難しいだけのことはある。

私の課題、つまり、【指をガチッと固定する(たとえば、4の指を押さえる時に4本全部押さえる)なんてことはせず、1本1本、自由に動かして押さえるようにすること】を意識して見ていた。
このチェロ奏者は、一見、いい加減に押さえているようで実に自由に指が動いていた。
うーん、どうすれば、真似できるのだろう。

他の人もみんな上手。こんな人が地元にいるなんて、嬉しいな。
裏を返せば、こんな腕前の人でも、ソリストにはなれないのだ。厳しい世界だ。
室内楽の醍醐味を満喫して帰った。

ミニホールから駅に歩いていたら、老人軍団とすれ違う。
「なんなんだこれは」と思っていたら、森昌子コンサートが終わったところだった。


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行きたかったコンサート [チェロ]

フィッシャー=ディースカウさんが亡くなる。

CDに手が出ることの多い歌手の一人で、10枚組を愛聴している。千円ちょっと。
このCDから得た滋養を考えると、申し訳ないくらいの値段である。

清潔な声が聴き手のこころも落ち着かせてくれる。

来日公演はどんなものがあったのだろう。歌手としての引退が1992年だそうだから、私が首都圏にいた時に来日公演が一度くらいあったかも。
今思えば、行っておけばよかった。

そんな公演はいくらでもある。フルニエ、シェリング、サバリッシュ、ケンプ、ヴェーグ、・・・。
薄いサイフをひっくり返し、貯金箱を割り、チケットを買うべきだった。金は惜しむものではない。

いろいろyoutubeを探したら、メニューインとロストロポービッチを従えて、フィッシャー=ディースカウがバッハを歌うものがあった。なんという贅沢。

私は録音だけで接するささやかなファンですが、多くの安らぎをいただきました。ありがとうございました。
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アンサンブルに参加する際に必要なこと [チェロ]

今回、アンサンブルに呼ばれて、楽しい時間を過ごしたのだが、痛感したことが2点。

1) 3ポジや4ポジが安定して取れないと、うまくいかない。

2) もっと強弱を。

特に(1)が必要だ。
もらう楽譜によってはポジション移動は当然何度も出てくるのだが、そこでモタモタしたり、ピタリと決まらなかったりしたら、音楽が流れない。これは致命的。
もっとポジション移動の練習をしよう。
3ポジ・4ポジが特に必要だ。

2)も重要。「ノリ」とでも言おうか。
 上手い人はこれが良くできていて、表情が音にある。これがないと、お店のステージで弾いても、音楽が死んでしまう。

「どれくらいでその程度に達するのか」と送別会の席で聞かれたが、未熟な点が多いことを実感する。
先は長うござんす。

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送別会 [チェロ]

同僚の送別会。

今日はチェロ持参で出勤。どこに置いておこうかと悩んだが、ほとんど私しか使わないスペースがあり、そこに置いておくことにした。
時間があったら、職場のどこかで練習しようかと思ったが、そんな時間なし。

仕事を早めに切り上げて、会場の店に行く。開店20分前だから、誰かいるだろうと思ったが、誰もいない。
仕方ないので、セッティングをし始め、楽譜を出して練習し繰り返しているうちに、ぽつりぽつりと来た。

ふだんそんな感じがしないのか、チェロを抱きかかえて弾いている私を見て、驚いているみたいだった。

会が始まり、たけなわになった頃、演奏開始。
まず、「おもちゃの交響曲」。

退職者の一人に指揮棒とスコアを渡し、無理矢理、指揮をやってもらう。
もう一人には100円ショップで買ったおもちゃの笛を渡したが、これは嫌がられた。
それで、そばに坐っていた若手の二人にやってもらうことにした。

指揮棒を合図に開始。
時々乱れたが、「おもちゃの交響曲」は無事終了。やんややんやの大喝采。

その後は、ホルスト惑星の「木星」。
これもまあまあ弾けた。

クラリネット吹きとピアノ弾きの腕前に助けられた。
楽器が上手な人はいいなぁ。

ところで、チェロに関していろいろ質問されたが、一番多かったのは、
「どれくらいでその程度のレベルに達するのか」
という質問。
何人も聞かれた。

要するに、「自分も楽器を身につけてこういうアンサンブルに入りたいのだが、どれくらいの時間がかかるのだろう」という思いなのだろう。

もう一つの質問は、定番の「いくらくらいの楽器?」。

退職者に聞かれた時は、「Yさんの別荘3軒分くらい」と冗談を言っておいた。

若手の同僚には「数百万円するのですか」と聞かれた。
そんなにするわけがないが、キラキラした楽器を見ると、そういう風に感じるのか。

退職者にも満足してもらった。
まずまずの演奏、まずまずの料理(酒は飲まなかった)で、私も満足。

また弾きたいが、ピアノ・クラリネット・チェロという組み合わせで、有名な楽曲の楽譜はあるのだろうか。
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余興アンサンブル練習 [チェロ]

今日はずっと雨だった。

同僚が定年で二人辞めていく。
私は個人的な送別会は出るのだが、会社全体での送別会はほとんど出たことがない。

今回、仲の良かった人たちだけで、こぢんまりとした送別会をするので出ませんか、と誘われた。
正確には、「送別会でチェロ弾かない?」と誘われた。

私がチェロレッスンに通っていることは、職場ではほとんど知らないはずだが。

「ピアノ弾きとクラリネット吹きがいるのだけど、ほかに楽器出来る人が少なくて、アンサンブルにならないのよねえ」と嘆かれたので、出る気になる。
断わったら、もう誘われなくなりそうだし。

曲は相談して決めた。

・「おもちゃの交響曲」(アンゲラー)
・「惑星」から「木星(ジュピター)」(ホルスト)
・「枯葉」(コズマ)

それぞれの曲を練習して、この余興アンサンブルの練習に出かけた。
場所は、私の通う楽器店のレッスン室。
レンタルでひとり2000円弱。(2時間)まあ、これくらいならいいか。

「枯葉」はクラリネット吹きが「私はしない」というので、私も止めて、ピアノだけにした。
この曲、どうもよくわからんのだ。

「おもちゃの交響曲」は以前、私の発表会でやったので、なんとかなる。
この日も、3人で繰り返し練習して、まずまずのものにした。
ただ、だんだん速くなっていくので、退職者の一人に指揮をしてもらうことになった。で、練習を少し抜け出して、楽器店の店舗に行って、指揮棒を買う。1500円。思ったよりずいぶん安い。

退職者はもう一人いるので、百円ショップで何か笛を買って、アンサンブルに加わってもらおう。

ホルストの惑星(木星)は、チェロだけで練習していると、何が何だかよくわからないが、今日、他の楽器と合わせて、まあわかるようになった。これも何とかなりそう。

あとは、自宅でしっかり練習しておこう。



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「道化師」再び。 [チェロ]

見そびれたと思っていた「道化師」。
違う歌劇場だが、またやるみたいだ。歌劇場の差は気にしない。

1月14日(土) 午後11時50分~午前3時50分 プレミアムシアター ◇チューリヒ歌劇場公演 歌劇「ファルスタッフ」(ヴェルディ)前半・後半【5.1サラウンド】 ◇チューリヒ歌劇場公演 歌劇「道化師」(レオンカヴァルロ)【Bモード・ステレオ】


さっそく予約をしたが、またしても相性が悪く録画できないか。
ま、それはそれでいいことにする。

ヴェルディの「ファルスタッフ」もついでに予約。おお、ヴェルディ。これは気になる。
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